人は自分に「その気がある」ことを、「やる気がある」とよく勘違いしてしまいます。


「その気」とは、できないけど理想的な計画があるということです。バスケットボールクラブに


いる小学生に夢を尋ねると、「NBA選手になりたい！」と答えます。しかし実際問題、この夢は


現実的ではありません。叶えるには才能と並大抵じゃない努力が必要です。一方で「やる気」とは、


実際に今の自分にできることを全てやる、ということです。人は「その気」で理想的な自分と


そのための計画を妄想しがちで、それを自分には「やる気」があると勘違いします。そしてその


計画通りにいかないと悩む人が出てきますが、その通りにできる人間は地球上にそういません。


それよりも、今の自分にできることを見つけ、できるようにして形にする。それをどこに進めるか


が進路を決めるということです。自分に「できることはやった」、これの積み重ねは人生の宝物です。


人生において大きなチャンスになるでしょう。