お知らせ

2022.5.23

父母の言葉

玄海を卒業して

真っ暗なトンネルに取り残され、光が見えない、そんな状況でした。中一から不登校になり

 家に引きこもっては日に日に心が蝕まれ、荒れに荒れた日々のことを、今思い出しても泣けて

 くるほどです。夫婦で定期的にスクールカウンセリングに通い、話を聞いてもらいました。

 そして、いつも医療の助けを進められるのでした。それができないから悩むのです。一度

 無理やり病院に連れて行ったことはありました。「自分はどこもおかしくない」と医師を前に

 心を開くことはありませんでした。入院を希望して病院を探しても、受け入れてくれる病院は

 近くには一つもなく、ただただ絶望感を感じる毎日でした。そんな暗闇から、私たち家族を

 救ってくれたのは玄海の先生方でした。自宅まで迎えに来てくださった時、ようやく光が見えた

 気がします。最初の行き先は玄海ではなく先生の勧めてくださった病院でした。すぐに入院となり

 入院中も心配な状況は続きましたが、不安よりも家族だけで抱えていた問題を、専門の先生方に

 頼れる安心感の方が勝りました。玄海に行ってからも、迷惑や心配をおかけしてばかりでしたが

 どんなことがあっても最後まで見捨てずに、成長を促すご指導をしてくださり感謝しています。

 言海との出会いは私たちの人生を根底から変えるものでした。私の子育てを見直し、間違いに気づき

 わかったのは愛情の掛け違いにより、問題を引き起こしていたのは、私自身だったのです。今では

 親が変われば子は変わるという事を確信しています。玄海を卒業してからは、毎日キックボクシングに通って

 体を鍛えています、私の作る料理は一切食べてくれず、ひどく変色でガリガリにやせ細っていたころを

 思い出すと、今では別人のように筋肉もついて逞しくなりました。自立に向けて亀の歩みではありますが

 光の見えなかったあの頃に比べると、ちゃんとお天道様の下で、今生きています。大変お世話になり

 ありがとうございました。

























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