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2022.10.31

玄海NEWS

11月の詩 初冬

不来方(こずかた)の お城の草に 寝ころびて そらに吸われし 十五の心 石川啄木

 飛び上がり 宙にためらふ 雀の子 羽たたきて見居り その揺るる枝を   北原白秋
 
 この山は たださうさうと 音すなり 松に松の風 椎に椎の風       北原白秋

 街をゆき 子どもの傍を 通るとき 蜜柑の香せり 冬がまた来る      木下利玄

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