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2020.7.1

玄海NEWS

七月の詩

水鳥の 発ちの急ぎに 父母に 物言(は)ず来にて 今ぞ悲しき 万葉集

 水鳥の飛び立つような、出発時の忙しさに紛れて、父や母に、胸にある思いを
 言う間もなく出てきてしまって、今こそそれが悔やまれる.


 夏のかぜ 山より来たり 三百の 牧のわか馬 耳吹かれけり  与謝野晶子


 白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ
                               若山 牧水


 向日葵は 金の油を 身にあびて ゆらりと高し 日のちいささよ 前田 夕暮

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