2025.11.27
嶋田聡の今週の一言
NEW!!
何故フィリピンなのですか?
スクールの研修を終えてフィリピンの研修に行く生徒がいます。
現在、フィリピンのネグロス島のOISCA研修センターへ1人いっています。
ミンダナオ島の研修センターから始まり、20年以上続いていますから、派遣者は
30名近くになります。現地での言葉はカタログ語、英語を使いますが、施設は所長が
日本人で日本語も使います。「なぜ?」という疑問に一番近い答えは、母親から離れた
異国の地ということでしょう。養蚕や畑の農作業はずっと暑い中でやるわけですが、
フィリピン研修生と一緒にやることで、お互いを理解できて、仲良くやる中で
交流が深まります。固くなった頭をほぐすのは、今までにない体験をするのが効果的です。
お風呂が無くてシャワーもない状態で、バケツの水で体を洗う体験はいかに日本で
恵まれた生活をしていたかを実感して、両親への感謝が芽生えます。大学進学へは
学習のため予備校がありますが、日本からの研修生にとっては畑は、大学へ進むための
教室なのです。スクールとのレポートのやり取りで小論文の練習もします。何を目指すのか?
どんな大人になるのか?南の国の夜空を見上げて、自分を振り返るのも良いものです。