ゼネラリスト
心の問題をスぺシャリストとして取り扱うのは難しい。人の悩みは苦しみは
その人を取り巻く関係の中で起こり、状況に大きく影響されているからである。
「心の専門家」が「心」の領域に関心を限定して仕事をしようとすれば、
その仕事は当事者の現実からズレてしまうことは避けがたい。もしも本人を
とりまく関係の問題、状況の問題を視野に入れずに、悩みや苦しみを相手の
心の問題に閉じ込めるならば、それはことを歪曲する行為になるであろう。
人の悩みや苦しみに関わり共に考えようとするならば、社会的背景を含めて
その背景を見ずに済ますことは出来ないのが当然だからである。狭い視野で
仕事をするスぺシャリストであることはできないはずだ。逆に広い視野を持つ
ゼネラリストでなければならない。
困難な状況に置かれたとき、自分の置かれた状況を理解し、その状況を切り開いてゆく
「共に戦って」くれる仲間と出会うことである。
「心の専門家」はいらない 小沢 牧子 より