佐藤一斉
佐藤一斉は江戸時代後期の儒学者で、幕府の昌平坂学問所教授を勉め
門弟は実に3千人を超えたと言われている。著書の言志四録には「春風を
もって人に接し、秋霜をもって自ら慎む」という言葉がある。人に対しては
春の風のように優しく接し、自分に対しては木の葉を枯らしてしまう、
秋の霜のように厳しく戒めるというのである。「少にして学べば壮にして
為すあり、壮にして学べば即ちおいて衰えず」壮年において力を発揮するには
少年時代の勉学がなければならない。また、壮年においての老後の心身を
強権ならしめる。「老いて学べば、死して朽ちず」生きていく限り、
普段の研究心を持つべきである。
言志四録 佐藤一斉