坂村真民
念ずれば 花ひらく
苦しいとき 母がいつも口にしていた
このことばを わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうして そのたび
わたしの花が ふしぎと
ひとつ ひとつ ひらいていった
知らせてやりたい
行きずりの人にも 知らせてやりたいことば
それは「念ずれば花ひらく」
耐え難い重荷を負うた おんなびとへ
知らせてやりたいことば
それは「念ずれば花ひらく」
挫折に挫折を重ね 生きる望みを失った 若人へ
知らせてやりたいことば
それは「念ずれば花ひらく」
虫も鳥も そういって鳴いており
路傍の草木も そう告げており
宇宙の星たちも そういって輝いていることを
知らせてあげたい