お知らせ

2021.5.22

嶋田聡の今週の一言

宜と不宜

   宜(ぎ)は宜(よろ)しいで、不宜は宜(よろ)しくないということです。


 宜と不宜を分けて考えると、宜は考えることや思うことの中身が、前向きで希望に


 あふれていることで、不宜は後ろ向きのことです。時代は前者を良しとし、後者を


 良くないとしていますが、考えてほしいのは、夢と希望にあふれている内容は、


 小学校で書いた立派な作文レベルのものかもしれません。明日に向けて考えた通りになる


 予定調和を求めて前向きでポジティブな人は、思い通りにならないと不平不満を言うことが


 ありますし、時代により世間から見たら「宜しい」内容も変わってくるものですから、ずっと


 時代に合わせるのは難しいものです。反対に後ろ向きは良くないと思いすぎてることです。


 優勝しなくても落ち込まないのは、練習すれば必ず優勝するとは考えていないからです。


 努力したら報われるのは優勝の1人で、残りの99人は失敗者なのです。良い意味での


 中途半端をみることです。大した才能もないから努力するのです。努力しても勝てないから


 稽古を続けるのです。努力すれば必ず勝てる完ぺきなな才能をもって、産まれてきた人は


 いません。上手くいかないとき、真面目で立派な人が苦しんでいることは多いのです。


 知識や技術や体力はある程度必要ですが、一番大事なのは交際力です。ほかの人と交わる力を


 つけるコツは、何処にいても誰といても暗くならないことです。ヤル気がなくてもあるように見せる、


 反省してなくても「すいません」と言えるようになれば大丈夫です。











 




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